JAZZ SAX #かっこよく サックスを 吹きたい

サックスのセクシーな音色は最高。 美しいフォルムもたまらん。 吹く姿もかっこいい。 もっともっとサックスを楽しみたい。

アメセル、フラセルについて

ビンテージ サックスを かっこよく吹く!

f:id:tsax-ryo77:20161002185209j:plain

・・・と妄想しながら、
先週も都内の楽器屋さんを巡ってみました。
今更ですが、アメセルと フラセルについて
「アメセル」とは アメリカン・セルマー
「フラセル」とは フランス・セルマー
の通称ですが、セルマーの ビンテージ サックスの中でも代表的な スーパーバランスドアクション、マークⅥ、マークⅦなどが それらの呼ばれ方で差別化されています。
とりわけ、日本国内では「アメセル」の人気が高く、現在も高値で取引されています。
もともと セルマー(SELMER社)自体は フランスの老舗の管楽器メーカーですが、

1940年代 アメリカでの ジャズブームがきっかけで、フランスの工場で生産されたパーツを アメリカへ輸出し、それを アメリカの工場で組み立てて販売したことから「アメセル」が誕生しました。
完成した楽器の状態では 輸送効率が悪く、関税も高くなってしまうことが原因だったと言われております。
アメセルと フラセルの 外観の違いは、楽器表面のラッカー仕上げが アメセルの場合は組み立てた後に塗装し自然乾燥。
これに対し、フラセルの場合は パーツごとに焼付け塗装をしてから組立てられています。
フラセルの方が 圧倒的に高品質な仕上がりですが、サックスという楽器の面では アメセルの方が ”音ヌケ” が良く クールだったようです。
他にも ジャズの 早い指使いに対応するように キィの開きが小さく設定されていたり、空気の漏れを減らすために、管と管のつなぎ目をハンダ溶接しているものなど色々工夫を凝らしたものが見受けられます。
また、彫刻のデザインからも見分けることが出来ます。
既に 30~40年以上前の楽器であるため 個体差は大きく、コレクションとしてはアメセルの価値が高いと思われますが、実際に使用する楽器としては フラセルの方が状態が良かったりします。

演奏を楽しむのであれば、アメセル or フラセルの ブランドだけではなく、実際に吹いてみて状態が良いものを選ぶべきだと思います。

ちなみに、「コーン・セルマーUSA」なるものが有りますが、これは「アメセル」とは言いませんし、セルマーでもありません。 お間違えなく...(^_^;)

テナーで 遊ぼう(7)

新たなアイテムの リガチャーも加わり、更に楽しんで吹いています。

(マウスピース)セルマーのラバー、(リード)レジェールのシグネチャー、(リガチャーセルマーの純正GP という組み合わせです...如何でしょうか?

f:id:tsax-ryo77:20160914222943j:plain

(またこの写真を使いまわす..)

憧れだった「逆締めの一本ネジ タイプ」のリガチャーですが、まだ慣れていないせいか 二本ネジのタイプと比べて若干頼りなく感じます。

音はよく鳴りますが、アンブシュアの状態でやや不安定になるかも知れません。

でも、私にとっては楽に鳴ってくれる分、フィンガリングや 耳の方に集中が出来るので いいと思います。

先日読んだ雑誌「SAX World」のなかで、坂田さんだったかな..アンブシュアに関する記事があり、早速実践してみました。

これは多分「ファットリップ奏法」のことを言っているんだな..?

ん~ やっぱり、なかなか安定しない。と言いつつ シンリップに戻してしまう..

練習あるのみですね..(-。-)y-゜゜゜

アルトでも 遊びたい・・・

先日 楽器屋さんへ遊びに行ったとき、セルマー・Seles/AXOSを試奏させて頂きました・・(^^)v 

f:id:tsax-ryo77:20160922130455j:plain

最近は セルマーがよく売れているのか品薄のようで、オーダーしてから1ヶ月ぐらいかかる場合があるようです。

前から ちょっと気になっていた AXOSについて、店員さんに聞いてみたところ色々丁寧に教えてくれました。

AXOSは セルマーの廉価版とのことですが、手に持ったキィの感じや 吹奏感(抵抗感)、甘い音色、小さい音の反応の良さ等々...

立派な セルマーでした\(^o^)/

やや割安感は有るものの、それでも結構なお値段です。

庶民が手を出すには、それなりの覚悟が必要だと言えます..(^_^;)

管体自体は SERIEⅡをベースにした楽器のように思われます。

ネック部分が ラッカー仕上の「スタンダード」と、金メッキ仕上の「GPトーン」から選べるようになっています。

今回 試奏させてもらったのはスタンダードでした。

店員さんによると、最近入荷したものは上位機種とも差がない品質レベルだが、出始めの頃はあまり良くなかったそうです。(もしかすると中国で組立てられた ”チャイ・セル?” だったりして..)

パッと見た外観は、ネック・オクターブキィに付いているロゴマークに従来の青い塗装は無く簡素化されている。

また、これまで ネックを締めるネジと反対側にあったはずの ライヤースクリュー(譜面立て用のネジ)が無くなっている..!?

と思ったら、別のところに有りました。 これは付いてたり、付いてなかったりするようです。 実際にあまり使用する機会がないパーツですから、どっちでもいいです。

他には台座の部分が小さくなっていたり、随所が簡略化されているとのことですが「軽くて、音ヌケがいい」という利点からも、私にとってはあまり気になりませんでした。

ただ、シリアルナンバーが歴代のセルマーとは繋がっておらず、独自のナンバーが刻まれていることは、セルマーファンとして 少し淋しい気がします...

テナーで 遊ぼう(6)

渋谷の 楽器屋さんで リガチャーを買いました.. (^^)v

 f:id:tsax-ryo77:20160914222943j:plain

長年 ヤナギサワの リガチャー(写真の奧)を愛用していましたが、かなり古くなり 締まり難くなっていたことと、やっぱりお洒落に いい音を出したいので、いろいろ調べてみました。
これまでも 逆締めタイプに憧れたことはありましたが、何となく今まで変えることがありませんでした。
先日、ヤフオクで「ウッドストーン」や「ハリソン」を狙ってみましたが、ギリギリのところで落札出来ませんでした.. (>_<)

どうしても GP(金メッキ)のタイプを使ってみたくなりました。
限られたお小遣いで買えるベストなものとして、セルマー純正のGPに焦点を絞りました。
お店で わざわざ取り寄せて貰ったうえ、試奏して「やっぱ、要らなーい。」とか言いたくありませんので、期待を込めて吹いてみました...うんうん
程よい抵抗感? そして、よく鳴っている..のかな!?

f:id:tsax-ryo77:20160913230338j:plain

これから大切に使っていきます。(^^♪

リガチャーを選ぼう

f:id:tsax-ryo77:20160911221940j:plain

リガチャー(リガチュア)とは、マウスピースに リードを固定するための道具です。

金属製の「輪っか」で ネジが付いているものが一般的です。
サックスは リードの震動により音を出すため、リードと マウスピースに接触している リガチャーが音色や 抵抗感に影響することは間違いありません。

止め方や 形状、素材によって かなり違いが出るようです。

ブランドや 材質(貴金属など)によって、お値段は 数千円~ ピンキリです。

音色は勿論のこと、やはり顔の近くで口元の アクセサリーですから、デザイン的にも  お洒落にキメたいものです。

有名なメーカーとしては、ウッドストーン、ハリソン、オットーリンク、バンドーレン、メイヤー、ヤナギサワ、ロブナー などなど・・・

f:id:tsax-ryo77:20160910233113j:plainf:id:tsax-ryo77:20160910233056j:plainf:id:tsax-ryo77:20160910233047j:plain

 自分に ピッタリ合うものを あれこれ探してみるのも楽しいですねー。

ロングトーン・・・ してますか?

ロングトーンとは、読んで字のごとく 音を長く伸ばすことです。

管楽器の 練習では 基本中の基本といわれております。

吹奏楽などでは嫌ほどやりますね。(^_^;)

理想としては全音階を 7・8秒ぐらいずつ吹くのが良いとされています。

正しい姿勢で、しっかり息を吸って

タンギング→しっかり吹く→タンギング

とメリハリをつけてやった方がいいと思います。

ロングトーンの意味としては

・大切な サックスの コンディションを確かめる。

・また自分自身のコンディションや アンブシュアの状態を整える。

・管全体を温めて、ほぐしてやる。(まだ抜けきれていない若い楽器は尚更ですね)

・寒い時は、体も温まります。

などなど言われていますが..

あまり難しいことは考えず、一音を力強く伸ばすことで、短音では感じにくい 楽器からのビリビリとした震動が 指先や触れている部分から伝わって来ます。

このビリビリ感が楽器との一体感と言うか、サックス好きには たまらないものです。

かっこいい フレーズを吹きたくても、指が着いていかなくて イライラすることが有っても、この満足感は必ず得られると思います。

時間がある時はなるべく意識して、しっかりした音で吹くようにしています。

(調子が悪いときは 5・6秒ぐらいかも知れませんが..)

何となく、目的もなく ロングトーンをしても、ちっとも楽しくありません。

意味を理解した上で、シンプルに サックスの 音色と リアルな震動を楽しみましょう。

これからも サックスと共に変化する自分を楽しんで行きたいです。

f:id:tsax-ryo77:20160910232611j:plain

テナーで 遊ぼう(5)

それから 42日後・・・

トナカイさんの チューナーを入手したので早速 チューニングを開始。

ケースから出して、付属の電池を入れて..

 一番響きそうな ベルの部分に チューナーをセット!

f:id:tsax-ryo77:20160822002645j:plain

ここじゃ 吹く時にモニターがまったく見えません。鏡に映したりしても姿勢が悪くなるだけで、やっぱり見えません。

この位置じゃダメです。

それじゃ、ネックの邪魔にならないところ..

f:id:tsax-ryo77:20160829000332j:plain

うん、ここならオクターブキィーの動きの妨げにもならないし、よく見えます。

先ずは、中間の「ドー」を吹く..音の大きさ アンブシュアを若干調整してだいたい「A♯」付近に入っている。 よしっ

次に 中間の「シー」...

f:id:tsax-ryo77:20160828231218j:plain

来たっ!いいね~♪ 一発で決まった。

順次「ラ」「ソ」「ファ♯」・・・

バラつきはあるものの、なかなかの腕前だなー(たまたま相方の機嫌がイイだけです。)

あ~、やっぱり サックスは楽しいな~(^^)v