先週。 楽器屋さんへ 遊びに行ったとき
テナーサックスの マークⅥ と Ⅶが置いてありました・・・
仲良く隣どうしに並んでいるので、じっくり見比べて見ました (^^)v
ふむふむ..
それぞれの シリアル ナンバーは 22万番台と30万番台。 生産時期が近く 1970年代後半~ 80年頃に作られた 比較的新しいものです。
外観は、マークⅦの ラッカーの方が やや傷んでいる感じです..
ヴィンテージ サックスで、セルマー・マークⅥと言えば、非常に人気があり、かなりの高値が付いています。
それに対して、その後継機種の マークⅦは 実力の割に評価が低いです。
価格も ヴィンテージの中では、リーズナブルな方です。
しかし その実態は、一流のプロも認める めちゃめちゃ クールな サックスなんです。 \(^o^)/
ここで その特徴を語ると長くなりますので、もし よかったら『セルマー・マークⅥと マークⅦについて』もご覧下さい。
すこし前に、雑誌で 本田雅人さんの記事を読み マークⅦのことが気になっていました。
もう最近は、本田さんも あまり使用されていないようですが.. その他の プレイヤーとしては、
土岐英史さんや 元晴さんなども愛用されていますね♪
皆さん アルト サックスですけど。
しばらく眺めていると...
店員さんが やって来て、ケースから出してくれました (^^)v
左右の手で それぞれの重さを比べても、そんなに差は感じられません。
ストラップで 首からブラ下げてみると重さの違いは明らかです。 マークⅦ方が ズシッと来ます。
管が ぶ厚く、頑丈に造られていますからね..
飾ってある状態の マークⅦを客観的に見ると、左手テーブルキィは かなりデカく見えます。
でも 実際に指で押さえてみると、意外と手に フィットする感じです。
右手小指のLow-Cキィも 下方に離れている。と言われていますが、実際には違和感はありません。 キィの間隔や 配置バランスが絶妙なんだと思います(^^)v
オクターブキィ や サイドキィも 文句のつけようがありません。
High-Eキィについては、最近の サックスにも採用されている『滑り止め』端部が傾斜している マークⅦの方が、私は扱いやすいと思いました。
ちなみに 私の手のひらは、大きい方ではありませんし、指も長くはないですよ。
少し試奏もさせてもらいました \(^o^)/
どちらも よく吹き込まれている感じで、気持ち良く響きます。 ええ感じ~ (´▽`*)
まさに、百聞は一見にしかず!
実際に触れて、吹いてみないと分からないものです。
今回の サックスは 共に フラセルでしたが、
お値段は、マークⅥが 約90万円。 マークⅦは 約50万円でした。
どちらか選べと言われれば...これは迷う。
サックスは、1本1本に個性が有って面白いです♪