JAZZ SAX #かっこよく サックスを 吹きたい

サックスのセクシーな音色は最高。 美しいフォルムもたまらん。 吹く姿もかっこいい。 もっともっとサックスを楽しみたい。

セルマー・マークⅥと Ⅶについて

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ビンテージサックスの代表とも言える セルマー・マークⅥは、初代の「モデル22」から 6代目にあたり、1950年代中半~1970年代中半の 約20年間作られていました。
ジャズ全盛期のアメリカで 偉大なアーティスト達が使用していたというだけではなく その完成度の高さ、メカニカルの構造や 吹きやすさが現代でも通用する 最先端の機能が備わっていることも人気の要因だと考えられます。
多くのプロの方々も愛用されています。
ひとくちに マークⅥと言っても 製造された時期によって 個体ごとに細かな調整、改善・改良が施されており、常に進化し続けていたと言われています。
シリアルナンバーによって製造された時期が判断されています。
マークⅦはその後継として 1970年代中半~1980年頃までの 約6年間作られていました。
アメリカで組み立てられた、いわゆる「アメセル」最後のモデルとしても知られています。
十分に完成度が高かった マークⅥですが、時代と共に エレクトリック系楽器との コラボレーションの機会が増え、マークⅦは Ⅵよりも 全体的にゴツく、よりパワーが出やすいように改良が成されています。
操作性の面から テーブル・キィのサイズを大きくしたり、キィの間隔を拡げたことも、好みが分かれる原因となりました。

特に テナーなど 手の小さい日本人にとっては操作しにくく感じるかも知れません。
これまでの私の勝手なイメージとしては、マークⅦの方がややエッジが効いていて サバサバした雰囲気に聴こえます。
ただ、吹いている方の 吹き方や 音の作り方、個体の状態やセッティングによっても全然違ってきますので一概にはそうとも言えません。
私にとっては、どっちも・・・シビれます!(笑)