サックスは「移調楽器」と呼ばれており、運指どおりに ドレミファソラシド と吹いても ピアノの音階とは異なり音程がズレてしまいます。
テナー(ソプラノ)の場合 C「ド」の音はピアノの B♭「シ♭」となります。
アルト(バリトン)はの場合は E♭「ミ♭」となります。
今回は、クロマチックチューナー(クリップ固定式/マイク無し 442Hz)を使ってチューニングをやってみます。
楽器のよく震動する所に クリップを取り付けます。
私が入手したチューナーは、テナーで「ド」を吹くと「A♯」と表示され、ゲージがど真ん中辺りに来ると バックライトが ブルーから グリーンに変わります。
ゲージが高い方に振れる場合は、マウスピースを手前に引き(コルクがたくさん見える方向)、ゲージが低い方に振れる場合は深く差し込み(コルクが見えなくなる方向)、音程を調整します。
サックスは 低音域・中音域・高音域 で若干ピッチが異なることから、一つの音だけではなく幾つかの音でもチェックする必要があります。
私が教えてもらったところでは、中間の「ド」「シ」「ファ♯」と高音(オクターブキィーを押した)の「ド」「シ」「ファ♯」辺りをチェックしておくといいと思います。
テナーの場合は「ド」=チューナー「B♭・A♯」、「シ」=チューナー「A」、「ファ♯」=チューナー「E」の平均して真ん中あたりにくるようにチューニングします。
その他の音でズレる場合は、楽器の持っているクセか 自分の吹き方のクセが考えられますので、アンブシュアや吹き方を工夫します。
それでも極端にズレる場合は..楽器屋さんにみてもらい調整しましょう。