JAZZ SAX #かっこよく サックスを 吹きたい

サックスのセクシーな音色は最高。 美しいフォルムもたまらん。 吹く姿もかっこいい。 もっともっとサックスを楽しみたい。

サックスの チューニング

サックスは「移調楽器」と呼ばれており、運指どおりに ドレミファソラシド と吹いても ピアノの音階とは異なり音程がズレてしまいます。

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テナー(ソプラノ)の場合 C「ド」の音はピアノの B♭「シ♭」となります。

アルト(バリトン)はの場合は E♭「ミ♭」となります。

今回は、クロマチックチューナー(クリップ固定式/マイク無し 442Hz)を使ってチューニングをやってみます。

楽器のよく震動する所に クリップを取り付けます。

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私が入手したチューナーは、テナーで「ド」を吹くと「A♯」と表示され、ゲージがど真ん中辺りに来ると バックライトが ブルーから グリーンに変わります。

ゲージが高い方に振れる場合は、マウスピースを手前に引き(コルクがたくさん見える方向)、ゲージが低い方に振れる場合は深く差し込み(コルクが見えなくなる方向)、音程を調整します。

サックスは 低音域・中音域・高音域 で若干ピッチが異なることから、一つの音だけではなく幾つかの音でもチェックする必要があります。

私が教えてもらったところでは、中間の「ド」「シ」「ファ♯」と高音(オクターブキィーを押した)の「ド」「シ」「ファ♯」辺りをチェックしておくといいと思います。

テナーの場合は「ド」=チューナー「B♭・A♯」、「シ」=チューナー「A」、「ファ♯」=チューナー「E」の平均して真ん中あたりにくるようにチューニングします。

その他の音でズレる場合は、楽器の持っているクセか 自分の吹き方のクセが考えられますので、アンブシュアや吹き方を工夫します。

それでも極端にズレる場合は..楽器屋さんにみてもらい調整しましょう。

テナーで 遊ぼう(4)

それから 35日後・・・
新調した リードと ストラップを使って吹きまくってみました。 たっ 楽しぃ~!

ちょっと アクセサリーを変えただけで レベルアップしたような勘違い..f(^_^;)

一人で適当に吹いているだけでも十分満足なのですが、客観的な音色や チューニングが気になる。(ただの騒音だと言われたら悲しいですし)

チューナーが見当たらない... 買いに行くことにした。

店員さんに説明してもらい、とりあえず 1000円ちょっとの クリップ式の 簡易的なチューナーを購入しました。

サックスは ただ同じように吹いても、低音域・中音域・高音域で ピッチが違ってくる楽器であって... あれっ? どうやるんだったっけー??

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チューナーには このように 音程の確認ができる程度のものから、メトロノーム機能や 短いフレーズの録音ができて正確な音程と聞き比べられる機能を備えた優れものまであります。 最近では 5000~6000千円ぐらいも出せば十分いいものが手に入るようです。

 

その後調べたところ、スマートホンの 無料アプリでも それなりに使えそうなものが有りそうですね・・(^_^;)

テナーで 遊ぼう(3)

それから 22日後・・・
少し時間が取れたので、新・旧いろいろなサックスや アクセサリー類を見に 都内の楽器屋さんを回ってみました。

ビンテージや 上級仕様の楽器は、正にそのものが芸術品だと思います。

ただ眺めて「どんな音がするのかな..」と想像するだけでもワクワクしませんか?(笑)

アルトサックスを中心に楽しそうに見ていると、店員さんも ニコニコしながら近づいてきて、「旦那、いいブツが有りやすぜぇ」(実際にはそんな言い方はしていません..)試奏を勧められた。
ヤマハ・82Z(ラッカー)、セルマー・SERIEⅢ(ラッカー)、キャノンボール・ビンテージリボーン(ノーラッカー)いずれも状態がいい中古を試させて頂く。

個々の 吹き込み具合の差は 当然あるだろうが、ビンテージリボーン、82Z の順で楽に響いた。もちろんいい音でした。SERIEⅢは流石といった感じでした。

どの子も個性的で、全部欲しくなっちゃいますがな..(>_<) 

試奏の際 貸してくれたストラップが気に入ったので、とりあえず その場は ストラップだけ購入させて頂いた。

昔からある シンプルな ストラップとは、こんな違いです。

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左側は、楽器を買ったときに付いてきた ストラップ。
右側は、バードストラップ(首や鎖骨にかかる負担を軽減し、疲れにくい設計になっている。また 金属フックと 楽器本体の フックリングが擦れる部分には、傷つけないようにビニールチューブが付いており、楽器に対する優しさが感じられます。)

 

その他にも、肩にかけるタイプや ハーネスタイプなど体への負担を軽減するタイプが色々あるようです。

実際に吹いていて楽器が重たく感じる場合は、試してみましょう。

テナーで 遊ぼう(2)

それから 7日後・・・

リードを買いに行きました。(^^)v

 

最近では、樹脂製のリードも いいらしい。雑誌にもそう書いてあったので是非試してみたい..

予め調べていった「レジェール」について 店員さんに聞いてみたところ、丁寧に色々教えてくれました。

 

レジェールのリードには 3タイプあり、

・スタンダードカット(その名のとおり標準的。幅広いジャンルの音楽に適している)

・スタジオカット(レスポンスがよく大きな音が出しやすい。ポップス・フュージョン・ジャズなどに向いている)

シグネチャー(繊維の状態が改良され、より天然の葦に近づけた 上級者仕様)

それぞれ強度は 1/4刻みで選べます。

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迷わず上級者(を目指す者)向けの シグネチャーをチョイス!

 

左側が、樹脂製リードの「レジェール・シグネチャー」

真ん中が、「アメリカンカット」

右側が、「フレンチカット」

 

吹いてみた... 正直なところ、それほど違いが 分からんがな???

それなら多少高くても、品質が安定していて 長持ちするという「シグネチャー」が いいかなー!? やっぱり、長く使ってみると差が出てくるのかな....

ちなみに、お値段はだいたい

通常のリード 1ケース(10枚入り) = レジェール(1枚)

といったところです。

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当たり前の話しですが マウスピースと リード、リガチャーの組合せによって 音色も吹奏感もかなり違ってきます。

今後 自分好みのセッティングを模索していく上でも、1つは押さえておきたい アイテムだと思いました。

どのリードもしっくりいかない人や興味がある人は、一度試してみる価値はあるかも知れません。

 

何だか、新しい リガチャーも欲しくなってきたな...

 

 

彫刻あり?それとも無し?

サックスには「彫刻あり」と「彫刻なし」が選べる場合があります。

普通は「彫刻あり」の方が 職人さんが 彫る手間の分、高価な設定になっています。
また 個性を出すために、わざわざ オーダーして彫刻を入れるケースもあります。
ゴージャスで 華やかさがプラスされる 彫刻は、かっこいいですよね。

でも、正味で考える 海外のプレーヤーなどの中には「何故わざわざキズが入っているものを選ぶのか?」と考える方もいらっしゃいます。

どこまで音に影響するのかは分かりませんが、確かに 表面の 塗装 や メッキなどを仕上げた後に 彫刻を彫るというのは、楽器表面にキズが入ってしまうのと同じ状態とも考えることが出来ます。

また場合によっては、立派な彫刻が入っている割に リーズナブルであったり、特別にオーダーでもしない限り入っていない、例えば 二番管の細部にまで施されている場合とかは「キズを誤魔化すため」ではないかという疑いも出て来ます。
豪華な雰囲気で 芸術性を高めてくれる「彫刻」ですが、価値観は人それぞれと言うことですね。

結局のところ、実際に手で触れて、吹いてみて、音や 好みで選ぶのがいいと思います。
サウンドにも 彫刻のデザインにも拘りたい方は、全く無傷の状態から 彫刻をオーダーするのが 正解かも知れませんね・・・(^^;

 

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セルマー・マークⅥと Ⅶについて

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ビンテージサックスの代表とも言える セルマー・マークⅥは、初代の「モデル22」から 6代目にあたり、1950年代中半~1970年代中半の 約20年間作られていました。
ジャズ全盛期のアメリカで 偉大なアーティスト達が使用していたというだけではなく その完成度の高さ、メカニカルの構造や 吹きやすさが現代でも通用する 最先端の機能が備わっていることも人気の要因だと考えられます。
多くのプロの方々も愛用されています。
ひとくちに マークⅥと言っても 製造された時期によって 個体ごとに細かな調整、改善・改良が施されており、常に進化し続けていたと言われています。
シリアルナンバーによって製造された時期が判断されています。
マークⅦはその後継として 1970年代中半~1980年頃までの 約6年間作られていました。
アメリカで組み立てられた、いわゆる「アメセル」最後のモデルとしても知られています。
十分に完成度が高かった マークⅥですが、時代と共に エレクトリック系楽器との コラボレーションの機会が増え、マークⅦは Ⅵよりも 全体的にゴツく、よりパワーが出やすいように改良が成されています。
操作性の面から テーブル・キィのサイズを大きくしたり、キィの間隔を拡げたことも、好みが分かれる原因となりました。

特に テナーなど 手の小さい日本人にとっては操作しにくく感じるかも知れません。
これまでの私の勝手なイメージとしては、マークⅦの方がややエッジが効いていて サバサバした雰囲気に聴こえます。
ただ、吹いている方の 吹き方や 音の作り方、個体の状態やセッティングによっても全然違ってきますので一概にはそうとも言えません。
私にとっては、どっちも・・・シビれます!(笑)

サックスとは

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サックスとは英語で Saxophone と書いて サクソフォーン、サクソフォン、サキソフォーンなどと呼ばれています。

1840年代に アドルフ・サックス氏によって考案された楽器です。

金属のボディーの管楽器ですが、リード(葦で作った ヘラ状の板)の振動で音を出す楽器のため 金管楽器ではなく、木管楽器に分類されます。

実際のところは、金管楽器木管楽器の 両方の味わいを兼ね備えており、独特で艶がある何とも言えない音色を奏でます。

楽器の 音域や リードの振動(人体の場合は 声帯の 振動)により、発音する 仕組みから 肉声に非常に近い楽器と言われています。

その雰囲気がある 豊かな 表現力から クラシックや ジャズ、ロック、ポップス、フュージョンなど 幅広い ジャンルの音楽で 演奏されています。

巷でよく見かける サックスの種類としては、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンなどが 代表的です。

楽器の 数え方としては、1本 2本と数えます。

楽器 本体の重量は 標準的な ラッカー仕上げの場合でだいたい

・ソプラノ 1kg前後

・アルト 2~3kg

・テナー 3.5~5.5kg

バリトン 6~8.5kg

重さは 管の厚さや使用されている 金属の 材質、メカニカルの 構造の違いなどによってもかなり バラつきがあります。

楽器を 選ぶ際には、好きな アーティストや 音楽の ジャンル、実際に自分が プレイする シチュエーションなどをしっかり イメージして 選ぶのがいいと思います。

ちなみに、私の場合は何となく テナーで始めましたが、当時元気いっぱいの 高校生でも ハードケースに入れた テナーを 持ち歩くのは 正直 キツかったです・・・(汗)

テナー以上の 大きい楽器を 選ぶ場合は、軽くて 肩から掛けられる ソフトケースを用意した方がいいと思います。